TikTokでは23万人のフォロワーを抱え、モデルとしても活躍している高校三年生の勇也さん。2019年に「#男子高校生」でTikTokへ投稿を開始し、すっぴんから美しい女性に変身するメイク動画で一躍有名に。 トレンドをおさえたメイクやファッションはもちろん、「私は私らしく生きている」と強い芯を持って突き進む勇也さんは、Z世代を中心に厚い支持を集めています。 今回はそんな「女性より美しくありたい」と努力を続ける勇也さんに、現在の気持ちや自信を持つためのヒントを聞いてみました。
――TikTokには以前、「#男子高校生」や「#男だけど」などのハッシュタグをつけて発信されていましたよね。
“男子高校生”と検索しているのに、自分が一番上に表示されたらかっこよくない?と思ったのがきっかけです。男子高校生って検索して女の子が出てきたら、ギャップがあるかなと思って、「#男子高校生」での投稿を始めました。
――現在は「#高校生」での投稿が多いようですが、何か変化はありましたか?
当時は「男子高校生でもいい」「男子として綺麗でいたい」という想いでしたが、今は「女性として、女性よりも綺麗でいたい」と思います。「#男子高校生」と付けたいかというと、そうではないという想いがありますね。 実は高校一年生の夏に、初めて男の子に恋をしたんです。そこから自分も相手の恋愛対象に入れるようにメイクの勉強などを始めたら、どんどん女性として美しくなりたいと思うようになっていきました。多分そこが、自分の気持ちに変化が訪れたときですかね。
――恋をして、どんな風に変わりましたか?
やっぱり男性の姿のままでは、恋愛対象に見てもらうのはすごく難しいと思っていて。だったら「女の子よりもかわいくて綺麗な人になろう」と、色々頑張りました。 女優の石原さとみさんが好きなので、ドラマを見て喋り方や仕草を真似したり。体型も女の子に近づけたり、LINEの文章も絵文字を使って女の子っぽくなるよう努力したんです。 それに学校の制服も私がスカートを履いていれば、一緒にいても周りの目を気にせずに済むと思って、スカートを選ぶようになりました。
――もともと制服が自由に選べる学校だったんですか?
最初は、「校則に書いてないからダメ」と言われたんです。女の子はスラックス、スカートどちらでもいいという決まりでしたが、男の子がスカートを履くということがそれまでなかったみたいで。 でも私の学校ではLGBTQ+についての授業もあるのに、このことを理解してもらえないのは違うのではないかと思ったんです。それで副校長先生とちゃんと話して、「スカートが過ごしやすいのなら、スカートを履いてもいい」と許可をもらいました。 まだ私だけの特例ですが、これからもスカートを履きたいという男性が増えたら、そのときは校則に反映するか再検討していただけるとのことです。 もし誰かがスカートを履くことが気持ち悪いと言ってきても、「それはあなたの考え方であって、私はこの姿が楽だしこのままでいたい。女の子でいたいし、誰かに理解されなくても私だけが理解していればいい」って思って。ずっとスカートを履いていたら他の人も理解してくれるだろうし、怖いとかそういう気持ちにはならなかったですね。
女の子より綺麗になりたい!高校生の勇也が「切り拓く道」(コスモポリタン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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