(CNN) 米ニューハンプシャー州ニューセーラムで、民家に車が突っ込んで幼い女の子が重傷を負う事故があった。たまたま近くにいた男性のおかげで、女の子は一命を取りとめた。
お手柄のスコット・ディマースさんはCNN提携局WBZの取材に応じ、10日午後、数軒先でスプリンクラーの修理をしていたところ、騒音が聞こえたと振り返った。ニューセーラム警察によれば、女の子がいた民家に、スポーツ用多目的車(SUV)の「アキュラRDX」が突っ込んだ。
「父親が家から出てきて、娘が殺されたと叫んでいた。私は女の子の首から血が噴き出ているのを見て、まだ生きていると確信した」とディマースさんは語る。
父のジョセフ・トゥトローニさんによると、車が郵便受けに衝突し、跳ね飛ばされた郵便受けが家を突き抜けて、娘のジュリアナちゃん(5)を直撃した。
「私は完全なパニック状態で、どうすればいいのか分からなかった」とトゥトローニさんは振り返る。
ディマースさんに医療の経験はなかったが、女の子を救うため、すぐに自分のシャツを脱いで傷口に強く押し当てる行動に出た。
「やがて医師が到着すると、首を見せてほしいと私に言った。私が絶対にだめだ、血が噴き出していると言うと、決して手を動かさないでくださいと医師に言われた」(ディマースさん)
ジュリアナちゃんはボストン市内の病院に運ばれて緊急手術を受けた。あごの骨が折れ、顔面にも深い傷を負っていたが、家族によれば13日には退院して全面回復が見込めるという。
「私は見た目はあまり魅力的には見えないけれど、ヒーローがいつもマントを着ているとは限らない」とディマースさんは笑顔になった。
警察は14日、スコット・ダウド容疑者(37)を暴行や飲酒運転の容疑で逮捕した。スピードの出しすぎや飲酒運転が原因で衝突事故を起こしたと見ている。
車が家に突っ込み5歳女児重傷、見知らぬ男性の行動で救命 米ニューハンプシャー州 - CNN.co.jp
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