中国放送
西日本豪雨では幼い子どもも犠牲となりました。広島・福山市で土石流に家が流され、孫を失った祖父が、今の思いを語りました。 当時、住民が撮影した映像です。3年前の7月7日、福山市駅家町では、崩落したグラウンドの土砂がため池を破壊。土石流となって住宅を直撃し、当時3歳で自宅にいた甲斐朱莉ちゃんの命が奪われました。 朱莉ちゃんの祖父・甲斐恭隆さん(72)です。6日朝、当時、住宅があった場所を訪れました。 「朱莉には本当に明るい気持ちとか、楽しい時間を過ごさせてもらって感謝といいますか、ありがとうと言いたいですね。」(朱莉ちゃんの祖父 甲斐恭隆さん) 甲斐さんは現在、残された家族とともに別の場所で暮らしています。 「この3年間をよく家族全員で切り抜けたきたなという気持ちはあります。」(甲斐恭隆さん) この3年の間に、決壊した2つのため池のうち1つが廃止。もう1つは、ことし1月、復旧工事を終えました。しかし、市内には、「防災重点ため池」が数多くあるなど、引き続き対策が求められます。 朱莉ちゃんの月命日には、欠かさず墓参りに訪れている甲斐さんは、今後、朱莉ちゃんの石碑を建てることも考えているといいます。 「孫がいるもんだと思って、(手を)合わせている。生涯、朱莉を忘れることのないようにと。」(朱莉ちゃんの祖父 甲斐恭隆さん) 災害から3年、遺族の心の傷が癒えることはありません。
RCC BROADCASTING CO.,LTD.
西日本豪雨から3年 3歳の女の子も犠牲に… 遺族の思い 広島・福山市(RCC中国放送) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
Read More
No comments:
Post a Comment