子どもの頃、どんな少女マンガを読んでいましたか? クラスの中では、なかよし派・りぼん派・ちゃお派に分かれていたり、応募者全員サービスのグッズが欲しくて切手を送ったり、夏の増刊号の怖い話特集がトラウマになったり…。
そんな「懐かしい〜〜!」と思わず身悶えしてしまうような記憶が再び!
現代ビジネス少女マンガ部では、平成期にマンガ誌「なかよし」に連載されていた懐かしの作品を毎週火曜日にリレー形式で紹介します。
無料試し読みもありますので、ぜひ当時のときめきを思い出してみてください。
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「ワン、ツー、スリー!」怪盗セイント・テール
第2回で取り上げるのは、「なかよし1994年10月号」より連載がスタートした「怪盗セイント・テール」(立川恵)。当時のセンターカラーには「お待ちかねの新連載!あなたのハートも盗んじゃお」「キュートなマジカルコメディー」などの“あおり”が付けられています。
この号の表紙は青春学園コメディの「ようこそ!微笑寮へ」。連載陣を見てみると、「美少女戦士セーラムーン」「魔法騎士レイアース」「くるみと七人のこびとたち」「さくらんぼ ねむり姫」など、今や名作と呼ばれる作品がずらり。
「怪盗セイント・テール」は、1994年10月号から1996年10月号まで連載。マジシャンを父に持つ主人公・羽丘芽美(はねおか・めいみ)が、悪人たちの盗品を盗み返して元の持ち主に届ける「怪盗もの」で、抜群の身体能力とマジックによる華やかな物語が大人気に。1995年にはアニメ化も果たしています。
あらすじを見てみましょう。
<昼間はふつうの女の子、芽美。だけど、夜には怪盗セイント・テールとなって、聖良に救いをもとめてきた人のために大活躍なのです。そんな芽美の気がかりは、セイント・テールをつかまえてやる、と大ハリキリのアスカJr.の存在。あんなやつに負けるもんかと、予告状を出して真っ向から対決しています>
制服が憧れの的に
女の子たちから大人気だったのは、なんといっても芽美たちが通うミッションスクール「聖ポーリア学院」! ベレー帽に大きなリボン、足元はブーツという制服姿に憧れたものです。学院の礼拝堂で見習いシスターをする親友の聖良が困った人たちから依頼を受ける、というストーリーもミッション系ならでは。
また、怪盗セイント・テールの正体を暴こうとする探偵志望の飛鳥大貴(通称アスカJr.)と芽美のドタバタなケンカっぷりも痛快。アスカJr.は次第にセイント・テールに惹かれていくのですが、そんな彼を見て芽美が「いつもセイント・テール、セイント・テールって…。セイント・テールはあたしなのに…」と自分自身に嫉妬してしまうのも切ない場面でした。
アスカJr.はセイント・テールの素顔にたどり着けるのか? そして芽美の恋のゆくえはーー。怒涛の展開は今でもハラハラドキドキの連続です。
次回は8月17日に更新です。お楽しみに!
1994年スタートの少女漫画「怪盗セイント・テール」が女の子たちをトリコにした「納得の理由」 - 現代ビジネス
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