
知らない子の危機的な場面に遭遇した出来事を描いた漫画「水の中に消えたあの子」がSNS上で話題となっています。10年以上前、義両親と夫、子どもと一緒に公園へ遊びに出掛けた女性。近くの川では、子どもたちが楽しそうに遊んでおり、その様子を見ていると突然…という内容で「怖い」「目を離してはいけないと痛感しました」「このような事故がなくなってほしい」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。 【漫画】本編を読む
水難事故がニュースになるたびに…
この漫画を描いたのは、飲食店パート主婦のあやかず(ペンネーム)さん(50)です。インスタグラムとブログ「あやかずランド」で、自身やフォロワーのエピソードを漫画にして発表しています。また、「すくぱら倶楽部」でも漫画を連載中です。 Q.今回の漫画を描いたきっかけは。 あやかずさん「テレビで子どもの水難事故のニュースが流れるたびに、やりきれない気持ちになっていました。私自身が以前目撃した水難事故を漫画にすることで、子どもから目を離してはいけないという“注意喚起”になればと思い、描いてみました」 Q.「落ちた!」と声を上げたのは、誰だったのですか。 あやかずさん「私です」 Q.すぐに体は動いたのでしょうか。 あやかずさん「いえ、フリーズしてしまい、何が起きたか理解するのに2、3秒かかったと思います」 Q.女の子の母親は、すぐそばにいたのですか。 あやかずさん「はい、子どものすぐ近くにいて、デジカメで子どもを撮影していました。目の前で子どもが川に落ちたので、すぐに川に飛び込んですくい上げていました。きっと、考えるより先に体が動いていたので、かばんを持ったまま、川に飛び込んだのだと思います」 Q.この川の深さはどれくらいだったのですか。 あやかずさん「深い場所では、4、5歳くらいの子どもの頭がちょうど隠れる深さでした」 Q.この母親の行動について、どう思いますか。 あやかずさん「迷わず、すぐに川に飛び込んだおかげで、子どもを救えたんだと思います。一瞬でも迷っていたら、流されて見つからなかったかもしれません」 Q.この後、ご自身で注意するようになったことがあれば教えてください。 あやかずさん「とにかく、水場では子どもから目を離さない、もしくは手を離さないこと。いつもは楽しく過ごす川遊びの場所も、前日の雨などで危険な場所に変わることを大人も子どもも忘れてはいけない、ということです」 Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。 あやかずさん「実際に子どもの水難事故を目撃した方や自身が溺れた経験を持つ方、身内が事故に遭った方などからコメントを頂きました。水難事故は、思っている以上に身近に起きていることを痛感しました」 Q.現在、取り組んでいる創作活動は。 あやかずさん「今回は初めての試みで、表紙の題字を『ふたば書道会』の初等科師範で書家の武田千鳳(千里)さんに書いていただきました。そのおかげで、私の幼い絵柄だけでは伝えきれなかった緊張感が増して、多くの人の目にとまるチャンスを得ました。今後もさまざまな試みに挑戦して、たくさんの方に読んでいただける漫画を描いていきたいと思います」
オトナンサー編集部
親子連れが楽しく遊ぶ川で見た“衝撃の光景” 雨で増水した川に女の子が落ち…「怖い」(オトナンサー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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