コロナの時期、飲食店は一斉に営業自粛を強いられた。表立っての夜遊びも憚られていたわけだが、その間、ひっそりと「ギャラ飲み」「パパ活」が盛り上がりを見せていた。たとえ酒を提供する場などが開いていなくても、闇営業中の飲食店やマンションの一室、あるいはホテルで、人目を忍んで遊ぶことができたからだ。 緊急事態宣言下でもギャラ飲みが活況だったことは、デイリー新潮の記事「緊急事態宣言は完全無視…コロナ禍でギャラ飲みに励む『港区女子』の呆れた実態」(21年3月12日)でも触れた。ギャラ飲みやパパ活相手の募集は、もっぱら専用のグループLINEを通じて行われている。今から来られる子、と声をかけ、それに女性たちが手を挙げる方法だ。 今回、取材場所に現れた珠緒は「私はLINEグループで募集はあんまりしないんです」というものの、依頼の斡旋を行い、その仲介料で暮らしている。 「知り合いのお客さんから『来られる子いない?』と聞かれて、自分の知っている女の子たちに直接案件をふっています。男性側からギャラ、たとえば2時間いっしょに飲んで10万円をもらったとしたら、私は手数料として3万円をもらい、残りの7万円のギャラ、を“エントリー”してくれた女の子に渡しています。私みたいなことをやっている女性も何人か知っていますが、3対7の取り分はかなり良心的なほうだと思いますよ」 まさに女女衒である。LINEの「友だちリスト」を見せてもらったところ、およそ1500人が登録してあった。うち半分が案件を振る女性だというが、安定して仕事をふる“主力”メンバーは5~60人ほどだそうだ。スケジュールカレンダーには、だいたい1日3~4件の案件が入っている。 基本的には女性の派遣だけで、珠緒自身は現場には行かない場合が多いそうだ。先に触れたLINEグループを使って募集をかけた場合、不特定多数の女性たちが手を挙げるため、募集をかけた本人とは面識のない女性も参加することになる(事前に写メを送っての“審査”があるのが一般的だが)。その点、珠緒は、自分の抱える女の子全員と面談を済ませているという。不思議な職業意識の高さが見て取れる。 「以前、知り合いでない女の子を派遣したら、お客さんからめっちゃ怒られたことがあって。写真と全く違う女が来た、ってクレームだったんです。その時は私も参加したギャラ飲みでしたが、確かに実物は写真の2倍以上太ってて、顔もまったく別人。写真修正アプリって今は凄いから。でも、本人は自分だって言い張るし。確かに元はそうなのかもしれませんが……。それからは、案件を振る前に、必ず女の子と会う事にしたんです」 ただし、免許証などを見せてもらっての身元確認をきちんとしているのかと問うと、そこまではしていないというから抜けている。実は未成年だったらどうするのだ、今は小学生も化粧する時代だよ、と問うと、 「私も小学生の頃から化粧してましたしね…」 と、とんちんかんな返事が返ってくる。
レースクイーンから「ギャラ飲み」斡旋業に… 貯金2000万円のアラサー女が口にした“不安”(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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