3年前、千葉県こども病院に入院していた女の子が気管に空気を送るチューブが抜けた状態で死亡していたことが分かり、病院は、患者の管理体制が不十分だったとして謝罪しました。
千葉県こども病院によりますと令和元年7月に先天性の病気のため気管切開をして入院していた10歳未満の女の子が、気管に空気を送るチューブが抜けた心肺停止の状態で見つかり、その後、死亡が確認されました。
病院では医療事故調査委員会を開き調査を行った結果、女の子は気管のトラブルが原因で低酸素の状態となり、死亡したと考えられるということです。
医師は異変が分かるよう女の子が寝ている時には血液中の酸素濃度が分かるモニターを装着するよう看護師に指示していましたが、看護師は心肺停止の状態の女の子を見つけるまでモニターを装着するなどの対応をしていませんでした。
病院は看護師によってモニターを装着するタイミングにばらつきがあるなど、患者の管理体制が不十分だったと謝罪した上で、再発防止策としてモニターを原則、常時装着することにしたということです。
千葉県こども病院は、去年2月に今回の報告をまとめていましたが公表が1年以上たった28日になったことについて、「遺族に説明して和解の合意を得るまで時間がかかった」と説明しています。
県こども病院で女児が気管に空気送るチューブ抜けた状態で死亡|NHK 千葉県のニュース - nhk.or.jp
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