
北海道・知床半島沖で起きた、観光船の遭難事故。
24日夜、救助された子ども1人の死亡が確認され、これまでに見つかった11人全員の死亡が確認された。
北海道の知床半島沖で、26人が乗った観光船が遭難した事故。
24日夜に発見された3歳の女の子は25日、死亡が確認された。
25日朝も、早くから行われた捜索活動。
海上保安本部や自衛隊などが、範囲を広げて、残る不明者を捜している。
23日、乗客・乗員26人を乗せ、斜里町ウトロ漁港を出港した観光船「KAZU I」は、知床半島の沖合を航行中に遭難。
24日夜、知床岬の東およそ15kmの海上で、3歳の女の子が救助されたが、死亡が確認され、事故による死者は男女あわせて11人となった。
女の子は両親と3人で乗船していたとみられているが、両親は、まだ見つかっていない。
事故に巻き込まれた乗客の家族らに対する説明会。
1日に3回ほど開かれることになり、25日は、午前9時から1回目、午後2時から2回目の説明会が開かれた。
不明者が発見された際の状況のほか、現在の捜索態勢、また、観光船の運航体制などについても説明があったとみられる。
斜里町・馬場隆町長「きのうの夜以降の捜索の結果の報告でした。(運航会社の)社長からは、あらためて記者会見の場を設けると話していました」
こうした中、遭難した観光船の豊田徳幸船長が、2021年6月、同じ遊覧船で事故を起こして書類送検されていたことがわかった。
遭難した観光船が出港した、北海道・斜里町のウトロ漁港。
25日午前、国交省の職員らが、事故のあった運航会社の別の船の調査を行った。
一方、2021年6月には、遭難した観光船「KAZU I」の豊田徳幸船長が、座礁事故を起こし、業務上過失往来危険の罪で書類送検されていたことがわかった。
海上保安庁は、今回の事故についても、業務上過失往来危険と業務上過失致死を視野に捜査を進めている。
関係者によると、運航会社の「知床遊覧船」では、2021年3月までに、スタッフ5人が辞めていたという。
それ以降、船が岸に近づきすぎたり、定置網の近くを通ったりする危険な航行が目撃されていたという。
知床観光船事故で11人死亡 3歳の女の子も犠牲に...捜索続く - FNNプライムオンライン
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