中国浙江省で19日、建物から転落した2歳の女の子を駆け付けた男性が素手でキャッチし病院に送り届けるという出来事があった。
中国浙江省で19日、建物から転落した2歳の女の子を駆け付けた男性が素手でキャッチし病院に送り届けるという出来事があった。
中国メディア・澎湃新聞によると、女の子の自宅は6階にあり、最初にベランダから1階の店舗の看板部分に落ちた。一方、女の子を救助した向かいの銀行に勤務する沈東さんは、外から戻って車を止めた際に「どすん」と何かが落ちて来たのに気付いたという。
「子どもじゃないか」と沈さんが慌てたのは女の子が突然動いたほぼ十数秒後のことで、数十メートル先のそこに向かう間に電話で救急車と救助隊を要請した。異変に気付いて走って来た同僚の陸暁婷さんとともに最初は救助を待つつもりでいたが、ゆっくりと動く女の子はそこから落下してしまい、その瞬間、沈さんは持っていたスマートフォンを放って女の子を受け止めるのに成功した。
その約3分後に女の子の母親が駆け付け、沈さんは救急車を待たずに自ら車を運転して2人を付近の病院に送り届けた。女の子は落下直後、口元や脚に出血があったものの大きな問題はなさそうに見られ、その後肺に少し傷があることが分かったが、他に大きなけがはなかったもようだ。
記事は、看板部分に使われていた弾力のある素材が落下の衝撃をやわらげたことを幸いとした他、2児の父である沈さんが「女の子を救ったのは父親の本能」と強調したことも伝えている。(翻訳・編集/野谷)
落下した2歳女の子を男性が素手でキャッチ!―中国 - Record China
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