前回からの続き。私が高校生だった頃の話です。その当時は両親と妹、母方の祖母の5人で暮らしていました。ある夏の夜、私がお風呂に入ろうとすると……。
お風呂のフタを開けると、その中に体育座りをしていた見知らぬ女の子。恐怖で全身の力が抜けてしまった私は、這うようにお風呂場から逃げました。私の絶叫を聞き、祖母や母が何ごとかと駆けつけます。
私はふと思い出したのでした。お風呂場にいた女の子は昔、幼い頃に病気で亡くなったと聞かされていた「母の妹」の遺影にそっくりだったのです。「あの女の子、叔母さんじゃないの!?」私は帰宅するなり、祖母と母に叫びます。
私の言葉に母は驚き、祖母は少し涙ぐんでいました。仏壇に手を合わせているうち私の気持ちは落ち着き、幼い叔母さんがあの世から遊びに来たように感じました。本当に叔母さんだったなら……。
今まで「幽霊は怖いもの」「見たら悪いことが起きる」なんて思っていました。でももしかしたら……亡くなった人でも大切な家族にふらりと会いに来ることもあるのかもしれない……。この体験をきっかけに、そう思えるようになったのでした。
【身の毛もよだつ恐怖の体験:第十八夜】へ続く。(近日配信予定)
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・小松 編集・井伊テレ子
【身の毛もよだつ恐怖の体験】最初から読む:【第一夜】わたしを睨むおばさん。あなたは誰……? #身の毛もよだつ恐怖の体験
※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。
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