5日、静岡県牧之原市の認定こども園の通園バスの車内で3歳の女の子が倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。
5日は、ふだんのバスの運転手が急きょ休みになったため、73歳の理事長がバスを運転していたということで、警察は女の子が朝の登園のときからおよそ5時間車内に取り残されていたとみて、当時の状況を詳しく調べています。
5日午後2時すぎ、牧之原市静波にある認定こども園「川崎幼稚園」で、河本千奈ちゃん(3)が、通園バスの車内で倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。
警察によりますと、通園バスは18人乗りの大型のワゴン車で、園の近くの駐車場に止められており、園児を自宅に送ろうとした際に職員が気づいて警察に通報しました。
5日は、ふだんの運転手が急きょ休みになったため、73歳の理事長がバスを運転し、千奈ちゃんを含めて6人の園児と70代の派遣職員の女性の合わせて8人が乗って登園したということです。
警察の調べに対し、園の関係者は、「ふだんは園児がバスの中に残っていないか、運転手が最後に確認していた」と話しているということです。
また千奈ちゃんはふだん、前から4列目の座席に座ることが多かったということですが、発見された当時、前から2列目と3列目の座席の間に倒れていたということです。
警察は、朝の登園のときからおよそ5時間、車内に取り残されていたとみて、当時の状況を詳しく調べています。
こども園の事務長「大変申し訳なく思います」
また6日は、こども園を閉園としたうえで、報道陣に対して、今回のいきさつなどについて説明する機会を設ける考えを示しました。
孫が同じ園に通う人「ショックが大きい」
孫が同じ認定子ども園に通い、亡くなった河本千奈ちゃんと交流があったという近所に住む50代の女性は、「子どもたちのために、一生懸命頑張ってくれるとても良い園だったので、ショックが大きいです。なぜこのようなことが起きてしまったのか、保護者はみんな知りたいと思う。園にはしっかり説明してほしい」と話していました。
通園バス内で3歳女児死亡 運転手急きょ休みで理事長が運転 - nhk.or.jp
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