明治時代に秋田で生まれアメリカに渡った女性の生涯を描いた映画が完成し、25日夜、横手市で上映会が行われました。
映画「赤い靴の女の子」は、明治時代、秋田に生まれた女性が数奇な運命から母親と暮らすことが許されず、養母となったアメリカ人宣教師とともに渡米した実話をもとにした作品で、悲しくも心温まる物語が秋田の美しい自然を舞台に描かれています。
横手市出身の脚本家、石谷洋子さんが脚本を書き初めて監督を手がけるとともに、主人公には潟上市出身の安田聖愛さん、母親役に横手市出身の壇蜜さんなど秋田県出身の俳優が出演しています。
25日夜は上映会を前に記者会見が行われ、脚本・監督の石谷さんは「秋田弁で『とぜね』という寂しいを超えた孤独感が生み出す、人の優しさを描きました。いい映画ができました」と作品への思いを語りました。
また、主演を務めた安田さんは、「主人公と養母の関係を通じて愛や人の温かさを感じてほしい」と話しました。
映画は、3年前に横手市で撮影が始まりましたが、コロナ禍で撮影が中断され今月、ようやく完成したということです。
上映会にはおよそ300人の観客が訪れ、「大変な時代を生きた人たちがいたことを改めて感じさせられました。運命を全うした主人公の生き方に胸が熱くなりました」などと話していました。
映画「赤い靴の女の子」は来月以降、全国の主要都市で公開されるということです。
秋田で撮影の映画「赤い靴の女の子」完成 横手市で先行上映会|NHK 秋田県のニュース - nhk.or.jp
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