ピンク色の服を着て髪を結んでいる女の子、短髪で青い服の男の子――。性別による無意識の振り分けが学校向けのイラストにもあると感じたLGBTQ+(性的少数者)当事者が、「ジェンダーニュートラルなイラスト」をつくった。100種類以上を11月からインターネットで無料公開している。
運動会や給食、防災訓練など、さまざまな学校生活の場面のものがある。保育士や幼稚園教諭として働く20~30代の3人が発案した。
3人は、性的少数者への差別やいじめをなくそうと、教員や保護者向けの研修などをしている名古屋市のNPO法人「ASTA」のメンバーだ。メンバーの一人で会社員のりぃなさんは、保育園で働いていたとき、本人の性別と周りが扱う性別が違ってストレスを抱える子がいた。
厚生労働省の「保育所保育指針」には、「子どもの性差や個人差にも留意しつつ、性別などによる固定的な意識を植え付けることがないようにすること」とある。だが、りぃなさんの園から家庭へのおたよりなどに使えるイラスト素材は、男女がはっきり分かれているものばかりだった。
そこで髪形や服装からは性別…

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男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[記事一覧へ]
女の子はピンクの服? 「性差なし」の学校用イラスト、無料でどうぞ:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル
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