虐待のおそれがある子どもを適切に保護しようと、児童相談所と警察が連携して保護者への対応など手順を確認する訓練が7日、南国市で行われました。
この訓練は、児童相談所と警察が連携して子どもの虐待に対応しようというもので、南国市の警察学校で行われた訓練には、県の中央児童相談所の職員や県警の警察官などおよそ40人が参加しました。
訓練は、7歳の女の子が父親から虐待を受けているおそれがあるという想定で行われ、はじめに、通報を受けた児童相談所の職員が、玄関先で母親に法的根拠を丁寧に説明しながら女の子への面会を求めました。
母親が面会を拒否する中で、父親の怒鳴り声や子どもの泣き声が聞こえると、職員の後ろにいた警察官が、家の中に立ち入りました。
警察官が父親を押さえつけている間に、児童相談所の職員が女の子を保護し、けがの具合を優しく聞き取るなど保護に至る一つ一つの手順を確認しました。
県中央児童相談所によりますと、昨年度は県内で655件の虐待に関する相談や通告があり、これまでで3番目に多かったということです。
訓練に参加した児童相談所の職員は「法律を示しながら、こちらが伝えなければいけないことは冷静に伝えるように意識しました」と話していました。
高知県警察本部人身安全対策課の三宮圭太郎次長は「訓練を通じて警察と児童相談所がより連携をはかる機会にしたい」と話していました。
児童虐待の保護に対応 児童相談所と警察が連携した訓練|NHK 高知県のニュース - nhk.or.jp
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