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Sunday, November 13, 2022

岸和田市で2歳児車内で死亡 9時間取り残され熱中症で死亡か|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp

12日、大阪・岸和田市で2歳の女の子が父親の車の中に長時間、取り残されて死亡しました。
父親は「朝、保育所に預けたと思い込んだ」と説明していて、警察は、日中、およそ9時間にわたって車内に取り残され、熱中症で死亡した可能性があるとみて、調べています。

12日午後5時半ごろ、岸和田市尾生町の市立保育所の駐車場で、ふだん、この保育所に預けられている渕上惺愛ちゃん(2)が迎えに来た33歳の父親の車の後部座席でぐったりしているのが見つかりました。
父親が女の子に気づき、消防に通報して、すぐに病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
警察によりますと、父親は12日の朝、女の子とともに、4歳の姉と1歳の妹の3人を車に乗せて自宅を出て、姉と妹を別の認定こども園に送り届けたあと、女の子をこの保育所に預ける予定でした。
ところが、2人を預けたあと、女の子を車に乗せたまま、午前8時すぎに自宅に戻り、午後5時すぎに迎えに行った際、保育所の職員から「登園していない」と言われ、預けていないことに気づいたということです。
女の子は見つかったとき、後部座席のチャイルドシートに座った状態だったということです。
警察によりますと、父親はかなり動揺した様子で、調べに対し、「保育所に預けたと思い込んでいた。自宅に戻ってからは車の窓は閉めていた」などと話しているということです。
12日の大阪府内は、各地で最高気温が20度を超えていて、警察によりますと、熱中症の可能性があるということです。
警察は、およそ9時間にわたって車内に取り残されていたとみて、詳しい状況を調べています。

【女児が死亡した経緯】
警察によりますと、父親は、午前7時50分すぎ、亡くなった女の子とともに、4歳の姉と1歳の妹の3人を保育所と認定こども園に送り届けるため、車に乗せて自宅を出ます。
同じころ、母親は仕事のため、別の車で家を出ていました。
父親は、自宅から車で10分ほどの場所にある認定こども園に姉と妹を預けました。
その後、女の子が通う保育所に向かうはずでしたが、午前8時すぎにそのまま自宅に戻り、車を自宅の駐車場に止めたということです。
車は鍵がかけられ、窓も閉まっていたということです。
父親は、自宅で過ごし、午後5時すぎに3人を迎えに行くために再び車に乗りました。
初めに、女の子が通う保育所に迎えに行ったところ、職員から「登園していない」と言われ、駐車場に止めた車の中を確認すると、後部座席のチャイルドシートでぐったりしているのが見つかったということです。
父親は、ここで初めて預け忘れていたことに気がついたということで、すぐに消防に通報し、病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
朝、自宅を出てから夕方、保育所に迎えに行くまでのおよそ9時間、車に取り残されていたとみられています。

【茨城県や新潟県でも同様のケース】
親が幼い子どもを保育所などに送り届けたと思い込んで、車の中に長時間、取り残し、死なせてしまうケースは、これまでにも繰り返し起きています。

おととし6月には、茨城県つくば市で2歳の女の子が父親の車の中におよそ7時間取り残され、死亡しました。
警察によりますと、父親は、女の子と小学生の姉の2人を車で送り迎えをしていて、その日の朝、姉を小学校に送ったあと、女の子を保育園に送り届けるのを忘れたまま、自宅に戻って在宅勤務をしていました。
そして、迎えの時間になって、女の子を車の中に残していたことに気づいたということです。
父親は、当時、警察の調べに対し、「仕事のことで頭がいっぱいだった」と説明したということです。
また、ことし5月には、新潟市で父親が保育園に送り届けるはずだった1歳の男の子がおよそ3時間にわたって車の中に取り残され、死亡しました。
父親は、車内でぐったりしている男の子に気づいて警察に通報した際、「保育園に子どもを送り届けるのを忘れて、仕事に行ってしまった」と説明していたということです。

【専門家 “子どもは熱の影響を受けやすい”】
小児科医で、NPO法人「セーフキッズジャパン」の山中龍宏理事長は「外の気温が20度の場合、その気温自体はそれほど高いものではないが、車内の温度は、差し込む太陽光などでより高くなる。外気温が20数度でも、車内の温度は、場合によって小一時間ほどで40度ほどにまで上昇することもある」と話し、子どもは熱の影響を受けやすく、わずかな時間でも危険だと指摘しています。
その上で、子どもを車の中に取り残してしまう事例は、これまでも報告されているとして、「『こうした事故は起こりうる』と考えて対策をとらなければ、これからも続いてしまう。今すぐできる対策としては、運転する人の携帯や財布を子どものいる後部座席に置くことや保育園に送り届ける時間にアラームを設定することなどがある。人の注意力だけに頼らないシステムを取り入れていくことも必要だ」と話していました。

【専門家 “自分は間違えないと思っていることが問題”】
ヒューマンエラーに詳しい関西大学社会安全学部の中村隆宏教授は「子どもを車内に忘れるというのは、国内外の事例からみると毎年のように起きていて、愛情がないとか、子供に関心がないから起こすわけではない。日常的なルーティンになると意識せず行動し、忘れてしまうことにつながる。子どもを忘れるというのは、結果から見れば重大だが、メカニズム的にはありえることだ」と指摘しています。
その上で、「誰もが自分は間違えないと思っていることが問題で、自分も間違えると自覚する必要がある。朝は、やることが多く、慌ただしくなる時間帯なので、人間の情報処理能力が落ちる。時間的に余裕を持ってやるべきことを終えたか、振り返る時間を少し確保することも大切だ」と話していました。
また、「同じ家庭の子どもが同じ保育施設に通える制度づくりも必要だ」と話していました。

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