
4年前、四日市市の広場で、当時6歳の女の子が整地用のローラーに頭を挟まれ、両目を失明するなどの後遺症を負ったのは、市の対応に落ち度があったためだとして、約6600万円の損害賠償を求めた裁判が18日から始まり、市側は争う姿勢を示しました。
訴状によりますと、令和元年5月に、四日市市の小牧西スポーツ広場で、当時6歳だった女の子が、ほかの子どもとともに、重さ約600キロの整地用のローラーで遊んでいたところ、頭を挟まれる事故があり、女の子は両目を失明するなどの後遺症を負ったということです。
四日市市は、子どもたちがローラーで遊ぶ危険性を予見することができたのに、所有者に撤去を求めるなどの指示を出さず、対応に落ち度があったとして、女の子と家族は市に対して、約6600万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。
18日は、津地方裁判所四日市支部で、この裁判の1回目の口頭弁論が開かれ、市側は「広場の管理は地元の自治会に委託していて、市はローラーの設置も管理もしていない。子どもたちが遊具のように使用することは想定できなかった」などとして訴えを退けるよう求めました。
一方、四日市市は事故について「大変痛ましく、二度と起きないように対応したい。市の立場は今後の裁判の中で説明していきたい」とコメントしています。
整地用ローラーに挟まれ女の子失明 損害賠償求める裁判始まる|NHK 三重県のニュース - nhk.or.jp
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