
7年前の一連の熊本地震で、入院していた熊本市の病院から転院を余儀なくされ、亡くなった当時4歳の女の子の母親が、東日本大震災の遺族から譲り受けた種を育てている花壇を訪れ、「地震の記憶が風化しないよう、伝え続けたい」と呼びかけました。
重い心臓病のため、熊本市の熊本市民病院で治療を受けていた宮崎花梨ちゃん(4)は、一連の熊本地震のあと、建物の耐震が不十分で倒壊のおそれがあるとして転院を余儀なくされ、その後、亡くなりました。
母親のさくらさんは、新しく建て替えられたこの病院の一角にある花壇で、東日本大震災で亡くなった6歳の女の子の遺族から譲り受けたフランスギクの種を育てていて、ことしも追悼式に参列した後、この花壇を訪れました。
さくらさんは「フランスギクを通じて、東日本大震災や熊本地震の記憶が風化しないように伝え続けたい」と呼びかけました。
そのうえで「あのときどうすれば娘が助かったのかを考えてもらうことが防災につながると思います。災害は必ず起こるので、『自分には関係ない』と思わずに、少しでもいいので、『もし自分だったら』という気持ちを持ってもらえたらうれしいです」と話していました。
地震で転院余儀なく 亡くなった女の子の母親が震災の花壇に|NHK 熊本県のニュース - nhk.or.jp
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