8日午前6時15分ごろ、佐賀市鍋島町森田の市道脇で「女の子が倒れている」と近所の男性から110番があった。佐賀北署などによると、福岡県在住の女子高校生(15)で、現場で死亡が確認された。制服のような衣服を身に着けていた。遺体近くには所持品のほか、用意したとみられるナイフがあった。

司法解剖の結果、死因は心臓周囲に血液がたまり、圧迫される「心タンポナーデ」だった。女子高校生は交流サイト(SNS)に私生活上の悩みや遺書のような内容を記すなどしており、署は自殺とみている。

署によると、市内の防犯カメラには7日夜、女子高校生が現場付近を1人で歩く姿が写っていた。胸を刺し、7日夜に死亡したと推定している。

家族からは7日夜、福岡県内の警察署に行方不明届が出されていた。

現場はJR鍋島駅から約2キロ離れた、住宅が点在する地域。(共同)