重い心臓病の治療のためアメリカに渡航していた東京都内に住む1歳の女の子の心臓移植の手術が、現地時間の8月12日に無事、終わりました。
女の子の両親は「皆様の力で渡米がかない、命をつなぐための手術を迎えることができました」などとするメッセージを発表しました。
東京・豊島区の佐藤葵ちゃん(1)は、生後まもなく心臓の壁に穴があいているのが見つかり、2回の手術のあと、重い心不全の状態になり、海外での移植を目指していました。
移植などにかかる費用は円安の影響などで高騰していましたが、およそ5億3000万円を目標に両親や支援団体が募金活動を行った結果、目標の金額が集まりことし3月、アメリカに渡航し、移植を待っていました。
支援団体によりますと現地時間の8月12日、アメリカのコロンビア大学病院で手術にのぞみおよそ6時間かかった手術は無事、終了したということです。
術後の経過は順調だということです。
葵ちゃんの両親の佐藤昭一郎さんと清香さんは支援する会のホームページで「葵に命を与えてくださったドナーのお子様のご冥福を心よりお祈りします皆様の力で渡米がかない、命をつなぐための手術を迎えることができました。引き続き応援のほど、よろしくお願いします」というメッセージを発表しています。
葵ちゃんは今週末までICU=集中治療室で治療にあたったあと3週間ほど入院し、今年度中の帰国を目指すということです。
【両親の大学時代の恩師「安心した」】
佐藤さん夫婦の大学時代の恩師で募金活動などの支援を続けてきた永野信広さんは「13日に『手術が成功しICUに入った』と連絡があった。安心したというのが一番の心境で、無事に成功したことを非常にうれしく思っている。あおちゃん頑張ったねと声をかけてあげたい。帰国して家族みんなで仙台に戻ってくるのを楽しみにしています」と話していました。
心臓移植で渡米の1歳の女の子 無事手術終了 術後の経過順調|NHK 宮城のニュース - nhk.or.jp
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