体育祭、会場の脇から2人で見た騎馬戦
【この企画は、インスタグラムやツイッターを中心に作品を発表している、イラストレーターのしろやぎ秋吾さん(@siroyagishugo)との共同企画です。「10代のときにしんどかったこと、どう乗り越えましたか?」とSNSでエピソードを募り、しろやぎさんがマンガ化したエピソードの中から記者が取材を進めています。】 ◇ せなさんは東京都出身の大学4年生。高校1年生の頃、所属していた女子バレーボール部の2つ上の先輩のことを好きになりました。 バレーが上手で、優しくて、アニメという共通の趣味があったという先輩。色白でたれ目っぽい感じが「かわいい」と思っていました。 「一目惚れではなかったので、少しずつ好きになっていく感じでした」 体育祭では同じ係になり、組対抗の騎馬戦は先輩と一緒に会場の脇から見ていたというせなさん。 「『組』も同じで、騎馬戦は私たちの組が勝ちました。その時に一緒に喜んだのもいい思い出です」
彼氏の存在「身長、これ以上高くなりたくない」で悟った
片思いのままだったせなさんの元には、「先輩には彼氏がいる」という噂も流れてきました。 それでせなさんの気持ちが変わることはありませんでしたが、片思いのまま、先輩は卒業の時期を迎えました。 思いを伝えるタイミングが来たのは、送別会後、みんなで帰宅しているときのことでした。 先輩は2人で並んで歩いていた、せなさん。 他愛もない話の中で、先輩から身長の高さを指摘されました。「先輩も早く追いついてくださいよ」と冗談っぽく返しましたが、先輩からは「私はこれ以上高くなりたくないかな」との答えが返ってきました。 「ここでなぜか彼氏がいるのは本当なんだと思いました」 ただ、彼氏がいてもいなくても、せなさんの気持ちに変わりはなく、その後友人から「せなちゃんは本当に先輩のことが好きだね!」と言われた流れで「大好きです」と伝えました。 そのとき、周りにも人はいましたが、関係ありませんでした。 先輩からは「ごめんね」という返事。 「普通なら笑ったり、『ありがとう』だけで流されたりするところ、『ごめんね』と言ってくれたことで、恋愛として言ったのは伝わってたのがわかりました」 せなさんが同性に思いを伝えたのはこれが初めて。「どう思われるか不安な気持ちはあったけど、冗談っぽく言えたので大丈夫でした」と笑います。
好きになったのが、たまたま女の子だっただけ…「ごめんね」で伝わった恋愛感情 これは普通の恋バナです(withnews) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
Read More
No comments:
Post a Comment