(CNN) 米フロリダ州ペンサコーラで18日、スクールバスを待っていた11歳の女の子が刃物を持った男に連れ去られそうになり、激しく抵抗して男を撃退した。同州エスカンビア郡保安官が記者会見して発表した。
捜査員など50人あまりが出動して捜索した結果、その日のうちに、容疑者の男(30)を逮捕した。
保安官事務所が公開した防犯カメラの映像によると、バス停の芝生の上で女の子がかがんでいたところ、白いSUV(スポーツ用多目的車)が停止して、車内から出てきた男が女の子に駆け寄った。
保安官によると、男はナイフを持っていた。
男は逃げようとした女の子をつかまえて車に連れ込もうとしたが、女の子が暴れて抵抗したため2人とも転倒。女の子は走って逃げ、男は急いで車に戻って走り去った。
捜査当局は車のナンバープレートを突き止めて男の行方を追い、ジャレド・ポール・スタンガ容疑者(30)を児童誘拐未遂や暴行などの容疑で逮捕した。
保安官によると、女の子は誘拐されそうになった時、青いスライムで遊んでいた。スタンガ容疑者が逮捕された際、腕に同じスライムが付いていたという。同容疑者が犯行に使ったとされる車は、シルバーのバンパーが黒に塗り替えられていた。
女の子は当局に対し、2週間ほど前にもバス停で同じ男に近寄られて不安な思いをしていたと話している。
娘からこの話を聞いた母親は毎日バス停まで付き添っていたが、18日は最初の事件以来初めて、母親が付き添っていなかった。
女の子はかすり傷や心的外傷を追っているが、母親とともに切り抜けようとしていると保安官は話している。
スクールバス停で誘拐未遂、11歳女児が刃物男を撃退 米フロリダ州 - CNN.co.jp
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