上野千鶴子氏は、東京大学名誉教授、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。女性学、ジェンダー研究社会学者。この分野のパイオニアで指導的な理論家。高齢者の介護とケアも研究テーマとしている。著書は多数。公開講演会は、近著の「女の子はどう生きるか」(岩波書店2021年)をめぐっての現役の立教大生・院生の疑問に答える。
近年、女性活躍やジェンダー平等が社会の目標として掲げられることが多いが、医大入試の女子学生差別やワンオペ育児・介護等の問題は後を絶たたない。SNSでは女性に対する不公正を正当化するような物言いが目に付く。家庭や学校等の身近な場所でのちょっとしたやり取りでも、偏見を「常識」として語るような言葉にモヤモヤした違和感を覚える。
女性教育の必要を訴え、ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんの父親は、娘の育て方について「娘の翼を折らないようにしただけ」と語った。この言葉を参照しつつ、上野千鶴子氏は「女の子はどう生きるか」で、女性の意欲を妨げないような生き方・育て方を説いている。
世代を超えた現役の立教大生・院生の対話を通じて、いつの間にか内面化している「常識」の障壁を、いかに取り外せばよいのかについて考える。
◆公開講演会「女の子はどう生きるか、ついでに男の子もどう生きるか、上野千鶴子氏と立教大生の対話」
日時:2021年12月7日(火)18:30~20:00
場所:オンライン
対象者:立教大学生、教職員、校友、一般
定員:1,000名(定員に達し次第、締め切る)
参加費:無料
申込方法:Webサイトから申し込む(要事前申込み)
上野千鶴子氏の講演会「女の子はどう生きるか」12/7 - リセマム
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