里子として育てていた5歳の女の子を自分たちのもとに戻すよう里親が訴えている問題で、県の児童福祉審査部会は22日、里親のもとに戻すのは難しいと判断したと発表しました。
那覇市で里子として育てられていた5歳の女の子は、実の親が引き取りたいと申し出たため、コザ児童相談所が里親委託を解除して一時保護所に入所させましたが、里親の小橋川さん夫妻は精神的ダメージが大きいとして、実の親に引き渡すまで自分たちのもとで一時保護したいと訴えていました。
これを受けて、専門家でつくる県の児童福祉審査部会は、今後の女の子への対応を協議していましたが22日、結論をコメントとして発表しました。
それによりますと、里子の養育にあたって関係者の連携が整わなかったのは残念だとして、今後に生かす必要があるとしています。
そのうえで、女の子について「一時保護所の生活に適応し、今後のことについて少しずつ前向きに捉え始め、それを支援する準備が進んでいるため、里親へ一時保護委託することは難しいと判断した」としています。
ただ「児童が実親と家族関係を構築するにあたり、元里親を含めた関係者が支援していくことが必要だ」と指摘しています。
県は「内容を踏まえて丁寧に対応していきます」とコメントしています。
県の審査部会「里親に戻すのは困難」 里子の養育めぐる訴えで|NHK 沖縄県のニュース - nhk.or.jp
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