静岡県は、新型コロナウイルスに感染した沼津市に住む3歳の女の子の死亡が確認されたと発表しました。静岡県内で新型コロナに感染した20歳未満の死亡が確認されたのは初めてです。
死亡したのは、静岡県沼津市に住む3歳の女の子です。
静岡県によりますと、7月中旬に発熱とせきの症状が出て、翌日、医療機関で検査したところ女の子は陰性だったものの家族が陽性だったため、女の子も陽性と見なして保健所に届け出られ、自宅で家族とともに療養していました。
その後もおう吐や顔のむくみが見られ、発症から5日目の未明に女の子がぐったりして呼吸が弱くなったことから家族が救急車を呼びましたが、搬送途中で心肺停止となり、病院で死亡が確認されたということです。
女の子は死亡後のPCR検査で新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
何らかのウイルスによって心臓の筋肉に炎症が起きる「急性心筋炎」で死亡した疑いがあるということです。
また、女の子は一定の周期で高い熱が出る「周期性発熱」の基礎疾患があったということですが、静岡県は「死亡との因果関係はわかっていない」としています。
会見した静岡県健康福祉部の後藤幹生参事は「若い成人、特に男性が新型コロナに感染して心筋炎を起こす例は知られているが、子どものケースはまれではないか」としています。
県内で新型コロナに感染した20歳未満の死亡が確認されたのは初めてです。
新型コロナ感染の3歳女児死亡 20歳未満の死亡は県内初めて|NHK 静岡県のニュース - nhk.or.jp
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