かわいくてモテる親友にコンプレックスを抱く女の子を描いた漫画「十五の肖像」が人気です。作者は漫画家の猪狩そよ子(@soyoko_igariii)さん。
瑠里の親友の典子は、かわいくて男子に人気があって、言いたいことをズバズバ言うタイプ。瑠里はそんな彼女が好きでしたが、一方でコンプレックスも感じていました。
ある日、友達を通してしか話したことのなかった同級生の宮川君に話があると声を掛けられた瑠里。ドキドキするも、彼の話は、典子が“ピアノが上手な人”がタイプなため、ピアノを教えてほしいというものでした。
選ばれるのはいつも典子のほうだと、諦めのような気持ちを抱きつつ、宮川君にピアノを教える瑠里。彼が典子を好きだと分かっていながら、心引かれていきます。しかし事情を知らない典子が宮川君とのことを誤解し、それが原因でケンカになってしまい――。
大好きだけど疎ましい親友。他の女の子と同じようにやっかみを感じながらもそれを押し隠して……そんな複雑な心の内と青春の甘酸っぱさを描いた作品には、「心理描写が秀逸な良い作品」「尊敬する対象が近過ぎると嫉妬してしまう気持ち…スーッと心の奥に刺さった感じがします」「一気に中学生くらいの気持ちに戻った」などの声が寄せられています。
「十五の肖像」は、猪狩さんの読切漫画を集めた短編集『誰も知らない29日-片恋憧憬短編集-』に収録。9月には短編集の第3弾『キセカエ・シャッター-片恋憧憬短編集3-』が発売されています。
作品提供:猪狩そよ子(@soyoko_igariii)さん
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