月経が始まったり、体形に変化が現れたりと思春期は女の子にとって戸惑いも多い時期だ。特に発達障害のある子の中には、変化にうまく対応できないケースも見られる。専門家は、特性に応じて具体的なアドバイスを伝えることや、当事者同士で気軽に話せる場の必要性を指摘する。(小林由比)
「最初のうちは仕方がないけれど、何度も繰り返すので困ってしまった」。東京都内で発達障害のある中学一年生の娘(13)を育てる女性(46)はこう話す。初経は小学五年の夏ごろ。生理用品の使い方などを一通り教えたが、経血量の多い日に便利な羽根付きタイプのナプキンがうまく着けられなかったり、まだ月経が続いているのに「もう終わったと思った」と下着や洋服を汚してしまったりすることがあった。「家庭だけでは、どう対処していいか分からないこともある」
感覚過敏で嫌がる→合う生理用品探す
発達障害の子どもの支援に詳しく、養護教諭や看護師でもある岐阜大医学教育開発研究センター講師の川上ちひろさんは、月経を巡る失敗について「発達障害の子に見られる感覚過敏が影響していることがある」と指摘する。
ナプキンの素材が気になって着けるのを嫌がったり、手先が...
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